【7月13日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は13日、東京五輪の開会式を10日後に控えてアスリートの選手村入りが開始された中で、東京都について「過去最高に準備が整った」開催地であると称賛した。

 前週に来日して3日間の隔離期間を過ごしたバッハ会長は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games)の橋本聖子(Seiko Hashimoto)会長に対して、組織委が「素晴らしい仕事をしている」と述べた。

 さらに「あなた方は東京を過去最高に準備が整った五輪開催地に仕上げてくれた」とたたえ、「われわれ全員が直面している難しい状況を踏まえれば、より一層並外れたことだ」と語った。

 東京五輪の選手村はこの日オープンを迎え、アスリートの第1陣が入村を開始したが、五輪ではおなじみの光景となっている歓迎セレモニーやメディア会見などは行われなかった。組織委は入村したチームや選手の人数などは明らかにしなかった。

 新型コロナウイルスの厳格な感染対策により、アスリートが入村できるのは競技開始の5日前からとなっており、競技終了後48時間以内に退去しなければならないと定められている。(c)AFP