【7月13日 AFP】女子テニス、世界ランキング5位のビアンカ・アンドレスク(Bianca Andreescu、カナダ)は12日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)への懸念を理由に、東京五輪の参加を辞退すると表明した。

 2019年に全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)制覇を成し遂げた21歳のアンドレスクは、ソーシャルメディアで今回の決意を明らかにし、「今月に行われる東京五輪ではプレーしないという、とても難しい決断を下したことをお知らせする」とつづった。

「小さな頃からカナダ代表として五輪に出場することを夢見てきたけれど、パンデミックに関連して私たちが直面しているさまざまな試練を踏まえ、これが自分にとって正しい決断だと心の底から感じている」

 テニス界のトップ選手では、すでにセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)のほか、男子ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が東京五輪の出場を見送っている。

 一方、男子世界1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)ら、まだ気持ちが揺れている選手もいる。(c)AFP