【7月13日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)に所属する大谷翔平(Shohei Ohtani)が、コロラド州デンバー(Denver)で行われる13日のオールスターゲーム2021(91st All-Star Game)でア・リーグの先発投手および1番・指名打者(DH)としてプレーすることが決まり、オールスター史上初となる二刀流での出場を果たすことになった。

 今季両リーグトップに立つ33本塁打で球界を席巻している大谷は、野手と投手の両方でオールスターに選出された史上初の選手となった。ア・リーグを率いるケビン・キャッシュ(Kevin Cash)監督は、投票でDHと先発投手の一人に選ばれた同選手を二刀流で起用するべく、各方面にロビー活動をしていたと明かした。

 キャッシュ監督は球宴を控えた記者会見で、「今年は彼の活躍とそれが野球にどんな意味をもたらしているのか、われわれ全員が敬意を払っていることだろう」とし、「ファンはこれを見たいと望んでいる。私個人もそうだ。当代屈指の逸材を起用できる機会を得られたことは、本当に特別なことだ」と述べた。

 12日の本塁打競争にも参加することになっている27歳の大谷は、二刀流での指名に驚いている様子で「投手として選ばれるとはあまり予想していなかったし、先発として選んでもらえるなんて全く予想していなかった」としつつ、「光栄なこと」とコメントした。(c)AFP