【7月13日 AFP】米フロリダ州で先月、集合住宅の一部が崩落した事故で、当局は12日、これまでに94人の死亡を確認したと発表した。ただ、事故から3週間近くがたつ中、犠牲者の身元確認は難航している。

 地元マイアミデード(Miami-Dade)郡のダニエラ・レビン・カバ(Daniella Levine Cava)郡長によると、身元が判明した人の数は83人。依然として22人が安否不明となっている。不明者の中には、遺体が発見されたものの身元が確認できていない人が含まれる可能性があるという。

 事故現場では、警察と郡検視当局のチームが、見つかった遺体の一部と不明者家族のDNA型を照合し、身元確認を行っている。

 6月24日未明に発生した事故では、12階建て集合住宅「チャンプレイン・タワーズ・サウス(Champlain Towers South)」の一部が崩落。現在も原因究明が進められているが、これまでの調査では建物の構造が一部劣化していたとみられている。(c)AFP