【7月12日 AFP】ワクチン普及に取り組む国際組織「Gaviワクチンアライアンス(Gavi, the Vaccine Alliance)」は12日、中国の製薬会社2社が、新型コロナウイルスワクチン1億回分以上を、ワクチンの公正な分配を目指す国際枠組み「コバックス(COVAX)」に提供することに合意したと発表した。

 合意したのは、製薬大手シノバック・バイオテック(Sinovac Biotech)と中国医薬集団(シノファーム、Sinopharm)の2社で、直ちに提供を開始するという。

 コバックスの運営組織の一つであるGaviワクチンアライアンスは、「今回の合意は、デルタ株が医療制度に及ぼす危険が高まる中結ばれたもので、1億1000万回分のワクチンがコバックスの参加国に即座に提供される。追加供給のオプション付きだ」としている。(c)AFP