【7月12日 Xinhua News】中国の宇宙ステーションのコアモジュール「天和(Tianhe)」がこのところ、中国上空を頻繁に通過している。各地の天文愛好家は関心を寄せており、「天和」の感動的な姿を観測、撮影している。

「天和」は約90分ごとに地球を一周し、夕方や明け方の太陽の光を反射するため、場所と時間が合えば見ることができる。

 北京市のベテラン天文愛好家、王俊峰(Wang Junfeng)さんは「太陽の角度や大気透過率、宇宙ステーションの高度角、通過軌道、観測者の位置など総合的な要素を考えると、7月や8月は観測しやすい」と語った。

 天津市天文学会理事で天津科学技術館天文科学普及専門家の宋媛媛(Song Yuanyuan)さんは、7〜8月にチャットアプリ「微信(WeChat)」のミニプログラム「天文通」や専門アプリを使えば、「天和」が自分のいる場所を通過する時間、方位角、明るさなどを調べることができると紹介。「天和」の通過時間は平均3~6分で、晴れていれば都市部でも手軽に観測でき、運が良ければ一晩に何度も見られると述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News