【7月12日 AFP】20-21NBAファイナル(7回戦制)は11日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(Milwaukee)で第3戦が行われ、ヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が41得点13リバウンドでチームをけん引したミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)が、120-100でフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)に大勝し、50年ぶりのファイナル制覇へ仕切り直しの1勝を挙げた。

 アデトクンポはフィールドゴール(FG)23本中14本、フリースロー17本中13本を成功させた。チームはこれで戦績を1勝2敗としたが、プレーオフで0勝3敗から逆転したチームは過去に一つもないだけに、貴重な勝利をもたらした形となった。

 2年連続のレギュラーシーズンMVPに輝いた実績を持つアデトクンポは、第2戦でも42得点12リバウンドを記録している。

 アデトクンポは「シリーズを取るチャンスを残すためにも、積極性を保つ必要があった」と話し、「ここからは精神的な部分がすべてだ」とコメントした。

「どういうタイプの試合になるかは分かっていた。良いバスケをしなければならないのは分かっていたし、できる限り積極的でいることを心がけた」

 バックスではジュルー・ホリデー(Jrue Holiday)が21得点9アシスト、クリス・ミドルトン(Khris Middleton)が18得点7リバウンド6アシストをマークした。47年ぶりにファイナルに進出したバックスは、これで今季プレーオフのホームでの戦績を全チーム中最高の8勝1敗としている。

 一方、この試合までロードでは今季プレーオフ最高となる6勝2敗を記録していたサンズだが、この日は敗れた。NBA16季目で初のファイナルにたどり着いた36歳のクリス・ポール(Chris Paul)が、チーム最多の19得点をマーク。ディアンドレ・エイトン(Deandre Ayton)とジェイ・クロウダー(Jae Crowder)が18点を入れた。(c)AFP