【7月12日 AFP】男子ゴルフ、第85回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2021)覇者の松山英樹(Hideki Matsuyama)が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により今季メジャー第4戦の第149回全英オープン(The 149th Open Championship)を欠場することが決まった。主催者が発表した。

 4月にマスターズを優勝し、日本男子初のメジャー制覇を果たした松山は、ロケット・モーゲージ・クラシック(Rocket Mortgage Classic 2021)出場中の検査で新型コロナの陽性反応が出たため、大会を棄権していた。

 ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ(R&A)が大会公式ウェブサイトで発表したところによれば、「それ以来、松山は隔離状態にあり、症状は現在ないが、その後のPCR検査でも陽性が続いている」という。

 松山も「体調は良いが、全英オープンに向けた準備はできていない。そこに英国への渡航の難しさを合わせて考え、チームと私とで、全員の安全のためにも欠場が最善と判断した」と話した。

「全英オープンがとても恋しいし、来年またプレーできるのを楽しみにしている。引き続き気にかけ、支えてくれる多くのゴルフファンに感謝しながら、愛するゴルフへのできる限り早い復帰を目指したい」

 他には、マスターズ2勝を挙げているバッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)も欠場が決まった。こちらは別の陽性者の濃厚接触者と判定された。

 全英オープンは英ケント(Kent)州サンドイッチ(Sandwich)のロイヤル・セントジョージズ・ゴルフクラブ(Royal St George's Golf Club)で15日に開幕する。(c)AFP