【7月11日 AFP】ナイジェリア北西部ザムファラ(Zamfara)州で、武装集団が五つの村を襲撃し少なくとも35人を銃で殺害し、複数の家屋に放火した。警察が10日、明らかにした。北西部ではこうした襲撃が相次いでいる。

 バイクに乗った武装集団は8日夜、組織的に五つの村を襲撃した。住民は43人が殺害され、7人が負傷したと話している。

 大統領府によると、ムハマドゥ・ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領は襲撃を非難し、治安部隊に対処を急ぐよう要請した。

 ナイジェリアの北西部と中部では、武装集団による略奪や家畜の窃盗、住民の拉致や殺害などが定期的に発生している。

 7日には、隣のカツィナ(Katsina)州の村で発生した襲撃により18人が死亡。先月には、ザムファラ州の六つの村が襲撃され、53人が殺害された。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR