【7月11日 AFP】総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」の元2階級王者コナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)が10日、ダスティン・ポワリエ(Dustin Poirier、米国)との3度目の対戦でTKO負けを喫した。1回に左足首を骨折したとみられ、公式記録では1回終了時点での「ドクターストップ」となっている。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領ら、満員の観客が詰めかけたTモバイル・アリーナ(T-Mobile Arena)でアクシデントが発生したのは1回終盤で、顔から血を流したマクレガーがパンチを空振りしてバックステップを踏んだ際、左足首が内側へ不自然にねじ曲がった。

 倒れたまま動けないマクレガーは、ポワリエのパンチやエルボーの雨を浴び、1回終了のブザーに救われはしたものの、結局は試合を続行できなかった。

 この試合はマクレガーと長年のライバルであるポワリエの3度目の対戦で、決着は判定になるとの見方が強かった。これでマクレガーは通算22勝6敗となり、ここ4年半はわずか1勝。対してポワリエは戦績を28勝6敗に伸ばし、UFCのスーパースターとしての地位を確立しつつ、タイトルマッチ挑戦も視野に入っている。(c)AFP