【7月11日 AFP】11日に行われるテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)の男子シングルスで、クロアチアのマリヤ・チカック(Marija Cicak)氏が主審を務めることになった。ウィンブルドンの男子シングルスを女性主審が裁くのは、史上初となる。

 大会を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)は、チカック氏がノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)対マッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)の一戦を担当することを発表した。

 チカック氏はクロアチアの首都ザグレブ出身の43歳で、ウィンブルドンでは2014年のペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)対ユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)の女子シングルス決勝と、2017年の女子ダブルス決勝を裁いた。

 ウィンブルドンでは15大会連続、五輪でも2004年アテネ五輪、2012年ロンドン五輪、2016年リオデジャネイロ五輪の3大会で主審を務め、リオでは女子シングルス決勝も担当した。(c)AFP