【7月11日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は10日、女子ダブルス決勝が行われ、大会第3シードの謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ、台湾)/エリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)組が3-6、7-5、9-7でロシアのベロニカ・クデルメトワ(Veronika Kudermetova)/エレナ・ベスニナ(Elena Vesnina)組を下し、優勝を果たした。

 謝にとっては中国の彭帥(Shai Peng、ポン・シュアイ)と組んだ2013年、バーバラ・ストリコバ(Barbora Strycova、チェコ)とのペアでの2019年に続き、3度目のウィンブルドン女子ダブルス制覇となった。

 自身はアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)とのペアで2019年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)と今年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2021)を制した経験があるメルテンスは、謝について「彼女が打つボレーはまねできないものがある。彼女はマジシャン」と舌を巻いた。

 クデルメトワ/ベスニナ組は、チェコの第1シード、バルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova)/カテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova)組との準々決勝で4本、キャロライン・ドルハイド(Caroline Dolehide、米国)/ストーム・サンダース(Storm Sanders、オーストラリア)組との準決勝で3本のマッチポイントをしのいで決勝に勝ち上がっていたが、この日は逆に第2セットで2本のマッチポイントを落として優勝を逃した。(c)AFP