【7月11日 AFP】10日に行われたテニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)の女子シングルス決勝で準優勝に終わったカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が、試合後の表彰式で涙を流したことについて、「ああいうのは嫌」と話した。

 この日、自身2度目の四大大会(グランドスラム)決勝に臨んだプリスコバだったが、世界1位のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)に3-6、7-6(7-4)、3-6で敗れ、2016年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2016)に続き苦杯をなめた。

 コート上で行われた表彰式で涙したプリスコバは、「コートで涙を見せるのは嫌なので、今回も泣くつもりはなかった。ロッカールームならいいけれど、コート上ではだめだと思っていた」と試合後の会見でコメント。「さまざまな感情があふれた。もちろんロンドンに来てから3週間、バブルで過ごしてきたし、少し疲れもあった。いろいろな思いがあって、それがあふれてしまった。ああいうのは嫌」と続けた。

 失望を味わったプリスコバだが、今まで期待してこなかったウィンブルドンで今回結果が出たことで、グランドスラム初優勝への道が開けるかもしれないと考えている。

 次なるチャンスは米ニューヨークで来月開幕する全米オープンとなる29歳のプリスコバは、「強くなって戻ってきたい。もちろんまた何度もチャンスがあるはず。それを諦めるつもりはないし、どうなるか楽しみ」と語った。(c)AFP