【7月10日 AFP】米フロリダ州で集合住宅の一部が崩落した事故で、当局は9日、新たに14人の遺体が収容され、これまでに確認された死者の数が79人に増えたと明らかにした。

 マイアミデード(Miami-Dade)郡のダニエラ・レビン・カバ(Daniella Levine Cava)郡長によると、死亡した79人のうち、53人の身元がこれまでに判明している。依然として61人が安否不明となっている。

 サーフサイド(Surfside)のチャールズ・バーケット(Charles Burkett)町長によると、12階建て集合住宅の崩落後、がれきの高さは4階相当まであったが、現在は1階相当になっている。

 マイアミデード郡のアラン・コミンスキー(Alan Cominsky)消防署長によると、遺体は「がれきの山の至る所で」見つかっているが、逃げようとした人が階段に閉じ込められた可能性があることから、階段があったであろう場所を集中的に捜索しているという。

 一方、明るいニュースもあった。事故から16日目、当局は黒猫の「ビンクス」を家族と再会させることができた。ビンクスは9階の部屋にすんでいたが、奇跡的に崩落を生き延び、がれきの近くで見つかった。

 レビン・カバ郡長は、「この小さな奇跡によって、つらい思いをしている家族の生活に光をもたらせたことをうれしく思う」と述べた。(c)AFP