【7月10日 AFP】(更新)カリブ海(Caribbean Sea)の島国ハイチのジョブネル・モイーズ(Jovenel Moise)大統領が暗殺されたことを受けて、同国政府は港や空港などの戦略拠点の安全を確保するため、米国と国連(UN)に軍の派遣を要請した。マティアス・ピエール(Mathias Pierre)選挙担当相が9日、明らかにした。

 ピエール氏は、「傭兵(ようへい)がインフラを破壊して、わが国に混乱を生じさせる恐れがあると考えた。米国務長官と国連との対話の中で、この要請を行った」とAFPに語った。

 米国の国務省と国防総省は、いずれも「保安と捜査の支援」要請を受けたことを認め、ハイチ側と連絡を取り続けていると述べたが、軍を派遣するかには触れなかった。

 AFPは国連にもコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。

 米国は先に、連邦捜査局(FBI)などのエージェントを現地に派遣すると発表していた。(c)AFP