【7月9日 Xinhua News】中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)は7日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のサプライヤーと特許のライセンス契約を結んだと発表した。

 契約には、ファーウェイが保有する第4世代移動通信システム(4G)に関する標準必須特許(SEP)のライセンスも含まれることから、VWのコネクテッドカー(つながる車)にファーウェイの特許技術が搭載されることになる。ファーウェイにとって、自動車分野のライセンス契約では過去最大規模となる。

 同社の宋柳平(Song Liuping)最高法務責任者(CLO)は「ファーウェイはイノベーション企業として、業界をリードする無線技術の特許ポートフォリオを備え、自動車分野に大きな価値をもたらしている。自動車業界の主要メーカーに当社の特許価値が認められたことをうれしく思う。このライセンスを通じて、世界の消費者が当社の先進技術の利点を享受することになるだろう」と述べた。

 これまでに結んだ自動車分野の特許ライセンス契約に基づくと、同社の特許技術を搭載する車は3千万台を超える見込みだという。過去20年に欧州や米国、日本、韓国などの主要メーカーと結んだ特許ライセンス契約は100件を超える。同社は「今後も世界中のより多くの自動車のインターネット接続を可能にし、全てのものがつながるインテリジェントな世界の構築に努めていきたい」としている。(c)Xinhua News/AFPBB News