【7月8日 AFP】米フロリダ州で集合住宅の一部が崩落した事故で、マイアミデード(Miami-Dade)郡のダニエラ・レビン・カバ(Daniella Levine Cava)郡長は7日、生存者の捜索活動を打ち切ると発表した。

 マイアミ近郊のサーフサイド(Surfside)で記者会見したレビン・カバ氏は、「非常に難しい決断をした」と述べ、8日午前0時をもって生存者の捜索活動を終了することを明らかにした。

 同氏によると、12階建て集合住宅「チャンプレイン・タワーズ・サウス(Champlain Towers South)」のがれきの中から新たに8人の遺体が見つかり、死者は合わせて54人となった。86人の安否が不明で、崩落時に建物内部にいたかどうかも含めて確認作業を引き続き行うとしている。

 チャンプレイン・タワーズ・サウスは6月24日午前1時30分(日本時間同日午後2時30分)ごろ、大きな音を立てて建物の一部が崩落し、就寝中だった住民らが巻き込まれた。崩落の原因はまだ分かっていない。(c)AFP