【7月8日 AFP】ツール・ド・フランス(2021 Tour de France)は7日、第11ステージ(ソルグからマロセーヌ、198.9キロメートル)が行われ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のトニー・マルティン(Tony Martin、ドイツ)は、沿道の深い溝に落ちて顔と脚を負傷し、大会を棄権した。

 救急車で搬送されたマルティンは、観客との衝突が原因で発生した初日の大規模な集団落車も経験しており、これが今大会2度目のクラッシュとなった。第1ステージのクラッシュで、マルティンは道路脇でプラカードを掲げた観客と衝突。その結果、後続の選手が次々と落車する事態となった。

 この日はスタート直後に溝に転落し、リタイアとなった。第1ステージでもけがをしたマルティンは、クラッシュを引き起こしたことではなく、その場に残って助けに動かなかったとして、問題の観客が厳しく罰せられるよう声を上げている。(c)AFP