【7月8日 AFP】カリブ海(Caribbean Sea)の島国ハイチで7日に起きたジョブネル・モイーズ(Jovenel Moise)大統領暗殺事件で、同国の駐米大使は、暗殺を実行したのは米捜査当局を装った「プロ」の傭兵(ようへい)集団で、すでに国外に逃れた可能性があることを明らかにした。

 記者会見したボシット・エドモン(Bocchit Edmond)大使によると、大統領の自宅に現れた武装集団は米麻薬取締局(DEA)の捜査官を名乗ったが、行動に不審な点があった。大使は「これは入念に計画された攻撃で、犯人はプロだった」と説明。「映像があり、われわれは犯人が傭兵だったと考えている」と語った。武装集団の行方や動機、身元については捜査が行われているが、メンバーらはスペイン語で会話していたという。

 大使はまた、事件で負傷したマルティーヌ・モイーズ(Martine Moise)大統領夫人が治療のため米マイアミの病院に搬送されると明らかにした。(c)AFP