【7月11日 CGTN Japanese】中国中央政府・応急管理部によりますと、今年上半期の自然災害は風・ひょう、洪水、地震が主で、干ばつ、低温・凍結、降雪などもさまざまな程度で発生しました。各種自然災害により延べ2801万9000人が被災し、死者・行方不明者は156人、緊急避難をした人は延べ29万7000人でした。直接的な経済損失は408億6000万元(約6980億円)に達しました。昨年同期に比べ、被災者数、死者・行方不明者数、倒壊家屋の軒数、直接的な経済損失はそれぞれいくらか減少しました。

 大気の状況が不安定になる天気は、極端化の傾向が強くなり、風やひょうによる損失が相対的に顕著でした。そうした天気の発生頻度は過去10年間の同時期の平均値より少なかったものの、竜巻などの極端なものは明らかに多くなりました。洪水災害に関しては、降水量は北部が多く、南部は少なく、状況は例年同期に比べて軽度となっています。干ばつ災害は、雲南省、華南地域(中国南部の広東省、広西チワン族自治区、海南省、香港特別行政区、マカオ特別行政区を指す)の状況は緩和されました。森林・草原火災の発生は時間的・地理的に集中したため、損失は明らかに減少しました。低温・凍結と降雪による災害は、年初に集中的に発生し、農業に一定の影響を及ぼしました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News