【7月7日 AFP】シンガポールで7日、サッカーイングランド・プレミアリーグでプレーするニール・モペイ(Neal Maupay)にインスタグラム(Instagram)で殺害予告を送ったとして、10代の少年に9か月の保護観察と40時間の社会奉仕活動の有罪判決が言い渡された。

 有罪になったのは19歳のデレク・ウン・デ・レン(Derek Ng De Ren)被告で、裁判文書によれば同被告は2020年6月に行われた一昨シーズンのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)対アーセナル(Arsenal)戦の後、シンガポールからブライトンのモペイにダイレクトメッセージを送り、殺害予告を行ったという。

 この試合では、モペイがアーセナルの守護神ベルント・レノ(Bernd Leno)と接触してレノが負傷交代する要因をつくると、さらに試合終了間際、決勝点を挙げて下位に沈むチームに貴重な勝利をもたらした。

 試合をテレビで見ていた被告は、レノを負傷させたことに怒り、アーセナルが負けたのはモペイのせいだと考え、同選手と家族に複数回メッセージを送って脅迫したという。

 弁護人は被告が反省し、モペイに宛てた謝罪文も書いたと訴えたが、検察は居場所の分からない匿名のアカウントを使っていた被告は、モペイに「物理的な危害を加える」ことができたと主張し、結果は有罪となった。(c)AFP