【7月7日 AFP】コパ・アメリカ(2021 Copa America)は6日、準決勝が行われ、アルゼンチンはコロンビアと1-1で迎えたPK戦を3-2で制し、ブラジルが待つ決勝に駒を進めた。

 ブラジリアでの一戦に臨んだアルゼンチンは、PK戦でGKエミリアーノ・マルティネス(Emiliano Martinez)が3本のキックを止め、この試合のヒーローになった。

 開催国ブラジルは前日に行われたペルーとの準決勝に1-0で勝利しており、リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)にある聖地マラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で10日に開催される決勝では、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とリオネル・メッシ(Lionel Messi)の両エースが激突することになった。

 ブラジルは自国で行われた2年前の前回大会(2019 Copa America)で、ネイマールを負傷で欠きながらも準決勝でアルゼンチンを下し、そのまま9度目の優勝を果たした。

 これまで同大会の決勝で3度敗れ、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)でも準優勝に終わっている34歳のメッシにとって、代表チームで初タイトルを獲得する時間は刻々となくなりつつある。

 この日は珍しくチームの主役にならなかったメッシだが、7分にラウタロ・マルティネス(Lautaro Martinez)の先制点をお膳立てした。

 アルゼンチンは60分過ぎにルイス・ディアス(Luis Diaz)に同点弾を許し、PK戦での決着を強いられることになったが、GKマルティネスがダビンソン・サンチェス(Davinson Sanchez)、ジェリー・ミナ(Yerry Mina)、エドウィン・カルドナ(Edwin Cardona)のキックでいずれも左方向に飛び全てセーブ。

 アルゼンチンはロドリゴ・デ・パウル(Rodrigo de Paul)が外したものの、メッシらが成功し、ブラジルとの夢の決勝が実現することになった。(c)AFP/Luján Scarpinelli