【7月6日 CGTN Japanese】中国の有人宇宙船「神舟12号(Shenzhou-12)」の宇宙飛行士3人がこのほど宇宙ステーションでの初めての船外活動を行った際に着用した宇宙服が注目されています。

「飛天」と名付けられた船外宇宙服は、中国が自主開発したもので、多層設計が採用され、真空防護、高・低温防護、放射線防護を実現しています。重さは130キロで、身長160~180センチの人が着用できます。体へのフィット感も良く、着用して最長8時間作業できます。着脱に要する時間はわずか3分ほどです。

 宇宙ステーションのコアモジュールのロボットアームは、伸ばせば10.2メートルにもなり、最大25トンの重量を積載できます。コアモジュール内だけでなく、船外表面に広範囲で触れることにより、各種任務を行えます。宇宙飛行士の船外作業には9種類計12の工具が使用されています。

 中国が自主開発した第3世代中継端末製品や天地通信システム、画像伝送システムのさらに進んだ検証も、今回の船外活動で行われました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News