【7月6日 AFP】北米アイスホッケーリーグ(NHL)のコロンバス・ブルージャケッツ(Columbus Blue Jackets)は5日、ラトビア人GKのマティス・キブレニクス(Matiss Kivlenieks)選手が、「悲劇的な事故」で死亡したことを明らかにした。24歳だった。

 キブレニクス選手の死亡事故は、米ミシガン州デトロイト(Detroit)の北西部に位置する近郊の町ノーバイ(Novi)で起きた。死因について、チームの発表では転倒した際の頭部負傷とみられるとされているが、米スポーツ専門チャンネルESPNは、同州の検視官による予備検視で花火の爆発による胸部外傷であったことが判明したと伝えた。

 ブルージャケッツのジョン・デビッドソン(John Davidson)社長は、「マティス・キブレニクスを失ったことに、われわれはショックを受けると同時に悲しんでいる」とし、「キブは毎日笑顔でみんなにあいさつしていた。所属した4年間で、彼が与えてくれた影響は決して忘れない」と哀悼した。

 キブレニクス選手は2017年にフリーエージェント(FA)でブルージャケッツとの契約にサインし、計8試合に出場して2勝4敗(うち延長負け2)、防御率3.09の通算成績を記録していた。

 NHLのギャリー・ベットマン(Gary Bettman)コミッショナーは、「ゴールテンダーのマティス・キブレニクスが悲劇的に命を落としたことを知り、NHLは悲しみに包まれた」と述べ、「NHLファミリーを代表し、彼のご家族、そしてブルージャケッツと母国ラトビアの友人とチームメートに対し、心からお悔やみを申し上げる」との追悼コメントを発表した。(c)AFP