【7月6日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は5日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第21シードのオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)は第7シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)を5-7、6-1、6-1で下し、準々決勝に進出した。

 快進撃を見せ、チュニジア人女子として初めてウィンブルドンの8強入りを果たした26歳のジャバーは、第18シードのエレナ・リバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)を6-3、4-6、6-3で下し、四大大会(グランドスラム)では初の準々決勝進出を決めた第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)と対戦する。

 第1セットで5-4とリードしサービングフォーザセットを迎えたものの、そこから3ゲームを連取されてチャンスをふいにしたジャバーだったが、しっかりと落ち着いて試合に踏みとどまった。

 ジャバーは「素晴らしい試合だった。第1セットを締めくくれなかったとき、怒るのではなく落ち着く必要があった。腹を立てても自分のためにはならなかっただろう」とコメントした。

「私がドロップショットを打つであろうことはみんな分かっているから、きょうは少しテニスを変えると決めていた。攻撃的になることがきょうのカギだった」

 他の試合では、第8シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)がワイルドカード(主催者推薦)のリュドミラ・サムソノワ(Liudmila Samsonova、ロシア)に6-2、6-3で勝利。また、世界ランキング66位のヴィクトリヤ・ゴルビッチ(Viktorija Golubic、スイス)も第23シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を7-6(7-3)、6-3で下した。

 ウィンブルドンで初の8強入りとなったプリスコバとゴルビッチは、準々決勝で顔を合わせる。(c)AFP