【7月6日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は5日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第25シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)は第20シードのコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)を6-4、6-4で下し、準々決勝に駒を進めた。

 元世界女王のケルバーはしばらく低迷していたものの、ウィンブルドンで優勝した2018年当時のような状態にまで復調しており、傑出したパフォーマンスを見せて1時間16分でガウフに勝利した。

 8強に残った選手では唯一の優勝経験者となった33歳のケルバーは、準々決勝で第19シードのカロリーナ・ムチョバ(Karolina Muchova、チェコ)と対戦する。

 一方、17歳のガウフは、15歳で観客の心をつかんで盛り上げた2年前の大会同様、4回戦での敗退となった。

 ケルバーは「ココ(ガウフの愛称)は非常に才能のある選手。素晴らしい未来が待っている」とコメントした。「彼女が素晴らしいキャリアを歩み、いつかここでタイトルを獲得できると強く確信している」

 ケルバーは経験が豊富で慎重な選手であるため、自身が2度目の優勝に向けて順調に進んでいると予測をするようなわなにはまることはない。

「ここでの時間をとても楽しんでいる。それはウィンブルドンの観客の前でプレーし、自分にとってベストなテニスをするためのエネルギーを与えてくれる」

「次の試合が本当に楽しみ。1試合ずつ臨んでいくつもりだし、とにかく一瞬一瞬にとどまっていたい」 (c)AFP/Pirate IRWIN