【7月5日 AFP】(更新、写真追加)タイ首都バンコクの国際空港に近いプラスチック工場で5日、爆発があり、火災が発生した。当局は、消防隊員1人が死亡し、27人が負傷したと発表した。

 爆発は午前3時(日本時間同5時)ごろ、バンコク郊外のスワンナプーム国際空港(Suvarnabhumi Airport)に近いサムットプラカーン(Samut Prakan)県バーンプリー(Bang Pli)にある台湾企業、明諦化学(Ming Dih Chemical)の工場で発生した。

 救急当局が近隣住民の避難を急ぐ中、空高く立ち上った黒煙は35キロ離れたバンコクの中心部からも見えた。

 軍幹部によると、住民には現場から少なくとも500メートル離れるよう、避難命令が出された。「爆発物が残っているかどうかは把握できていない」とされ、当局が引き続き消火活動に当たっているという。

 爆発の原因はまだ分かっていない。(c)AFP