【7月6日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)深圳市(Shenzhen)の大鵬湾海域では、水面に浮上したクジラを市民が動画撮影した6月29日以降、クジラの目撃が続いている。専門家によるこれまでの分析の結果、写真や動画に写っているのは同一のニタリクジラと確認された。

 同市漁政部門は連日の追跡撮影を行い、クジラの捕食行動を100回以上記録した。また、背びれを海面上に出したり潮を吹いたりする姿も複数回捉えている。中国科学院、中国水産科学研究院南海水産研究所、南京師範大学の専門家チームも7月2日に観測隊に加わった。

 専門家によると、ニタリクジラは中国の国家1級重点保護野生動物で、主に熱帯や温帯の海域に生息している。今回目撃されたのは小型のニタリクジラで、体長約8メートルの健康な亜成体だという。(c)Xinhua News/AFPBB News