【7月8日 CGTN Japanese】世界の旅行消費が新型コロナウイルス感染症によるダメージを受ける中、中国国内の感染症対策の成功と海南島の離島免税新政策による刺激により、海外での消費が中国国内へ戻る傾向が明らかになっています。

 海口税関が3日発表した統計によりますと、離島免税新政策が実施された昨年7月1日から今年6月30日までの離島免税商品の売上高は前年同期比226%増の468億元(約8029億3400万円)に達しました。購入者数は前年同期比102%増の延べ682万人。売上高トップ3の商品は化粧品、腕時計、アクセサリーの順で、売上高全体の71.5%を占めています。

 昨年7月1日から海南島の離島免税ショッピング政策が調整され、同島を離れる観光客の免税商品購入限度額が年間10万元(約171万5000円)に引き上げられ、商品の種類も45種類に増えました。海南省(Hainan)全島の離島免税店は現在9店舗で、離島免税政策の対象となるのは船舶、列車、航空機で同島を離れる観光客です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News