【7月5日 CGTN Japanese】中国南西部の雲南省(Yunnan)が雨期に入りました。降り続く雨は、現地で旅を続けている15頭の野生アジアゾウの群れにどのような影響を与えたのか、雲南省森林消防隊から最新の映像が届きました。

 今月3日までに野生ゾウの群れは雲南省玉渓市(Yuxi)峨山県(Eshan)で活動をしていました。群れを離れた1頭の未成年のオスのゾウは群れから53キロ離れたところにいます。ゾウの群れは依然として、昼間に寝て、夜に行進する移動を続けていますが、連日の雨の影響で、ドローンなどによる監視が難しくなっています。

 いま、雲南省昆明市(Kunming)、玉渓市、安寧市(Anning)はゾウの活動範囲内に餌場を設置して、毎日1トン以上のトウモロコシやパイナップル、食塩などを提供し続けています。また、雲南省森林消防隊はドローンで24時間ゾウの群れを監視し、ゾウが活動する3キロ範囲内の住民たちに即時避難勧告を出しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News