【7月5日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2021)は4日、グループステージ第5節の試合などが行われ、グループGの名古屋グランパス(Nagoya Grampus)はジョホール・ダルル・タクジム(Johor Darul Ta'zim、マレーシア)に2-1で勝利。開幕5連勝となり、東地区のチームでは決勝トーナメント進出一番乗りを決めた。

 同組の他の試合では、浦項スティーラース(Pohang Steelers、韓国)が初出場のラーチャブリー・ミトポンFC(Ratchaburi Mitr Phol FC、タイ)と0-0で引き分けたため、勝ち点を15にまで伸ばした名古屋が1試合を残して組首位通過となった。

 東南アジアのクラブにアジアの強豪と力試しをする機会を与えるため、出場枠を拡大した同大会では、各組の首位チームと、2位チームの中で成績上位に入った3クラブだけがベスト16に進むことができる。

 タイ・バンコクにあるラジャマンガラ・スタジアム(Rajamangala Stadium)でグループステージの試合を行っている名古屋は、相手に倒されて得たPKをマテウス(Mateus dos Santos Castro)が自ら決め、4分で先制した。

 その後、相馬勇紀(Yuki Soma)と長澤和輝(Kazuki Nagasawa)がチャンスを生かしきれなかった名古屋だが、相手選手をかわした阿部浩之(Hiroyuki Abe)がシュートを放つと相手GKはなすすべなく、28分にリードを広げた。

 しかし42分、相手のシュートをGKミチェル・ランゲラック(Mitchell Langerak)がはじくと、ラマダン・サイフッラー(Muhammad Ramadhan Saifullah Usman)に押し込まれ、1点を返された。

 ジョホールは後半、ペナルティーエリア内からハズワン・バクリ(Ahmad Hazwan bin Bakri)が強烈なシュートを放つもこれはクロスバーに当たり、同点弾とはならなかった。

 これが最後のチャンスとなったジョホールは、5試合を終えて1勝4敗で勝ち点3のままとなった。

 圧倒的優位とみられながらも多くあったチャンスを生かしきれなかった浦項は、1試合を残して10ポイントとなっている。

 一方、グループHでは第4節が行われ、ガンバ大阪(Gamba Osaka)は6分に失点するも相手のオウンゴールで追いつき、チェンライ・ユナイテッド(Chiangrai United FC、タイ)と1-1で引き分けた。

 同組ではタンピネス・ローバーズ(Tampines Rovers、シンガポール)を4-0で下した全北現代モータース(Jeonbuk Hyundai Motors、韓国)が決勝トーナメント進出に近づき、ガンバとチェンライも16強入りの望みをつないでいる。(c)AFP/C.J Elias