【7月4日 AFP】ラグビーテストマッチが3日、アイルランド・ダブリンのアビバ・スタジアム(Aviva Stadium)で行われ、日本は31-39でアイルランドに競り負けた。

 両チームが顔を合わせるのは、2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)のプールステージ以来で、そのときは日本が勝利して首位通過を果たした。今回は17か月ぶりに約3000人の観客が入ったアビバ・スタジアムで、合計9トライが生まれる熱戦になった。

 日本はリーチマイケル(Michael Leitch)、ラファエレティモシー(Timothy Lafaele)、シオサイア・フィフィタ(Siosaia Fifita)、齋藤直人(Naoto Saito)がトライを決め、何度か鋭い攻撃を披露してアイルランドを脅かしたが、後半開始すぐに奪った24-19のリードを守り切ることができなかった。

 一方、7人がブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)に選出され、主将のジョニー・セクストン(Johnny Sexton)とキース・アールズ(Keith Earls)、シアン・ヒーリー(Cian Healy)が休養と、複数の主力を欠くアイルランドは、フレッシュな顔ぶれでこの試合に臨んだ。

 前半はミスが多く出る中で、それでもクリス・ファレル(Chris Farrell)とスチュアート・マクロスキー(Stuart McCloskey)、フィンレイ・ビーラム(Finlay Bealham)のトライで19-17とリードして折り返すと、後半にいったんリードを奪われたが、ジョシュ・バンダーフリアー(Josh Van der Flier)とジェイコブ・ストックデール(Jacob Stockdale)がトライに成功。

 さらにコンバージョンキック4本を成功させたジョーイ・カーベリー(Joey Carbery)が、最後にペナルティーゴール2本を追加して日本を突き放した。(c)AFP