【7月2日 AFP】ツール・ド・フランス(2021 Tour de France)は1日、第6ステージ(トゥールからシャトール、160.6キロメートル)が行われ、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)が残り1.7キロメートルの直線で生粋のスプリンターたちとの勝負を制し、この3日間で大会2勝目を挙げた。

 第4ステージでツールでは5年ぶりの区間優勝を果たしていたカヴェンディッシュは、本来の調子を取り戻して大会通算32勝目をマークし、歴代1位となるエディ・メルクス(Eddy Merckx)氏の34勝まであと二つと迫った。

 素晴らしい景観のロワール渓谷(Loire Valley)を走り抜ける平たんなコースで、アルペシン・フェニックス(Alpecin-Fenix)のマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu Van der Poel、オランダ)が総合首位のマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を守った。

 レース中に特に大きな事故がなかったのは、今大会ではこの日が初めてとなった。(c)AFP/Damian MCCALL