【7月2日 CNS】中国・吉林省(Jilin)長春市(Changchun)で6月14日、第17回中国長春マンガ・アニメアート博覧会で開かれ、コスプレ愛好家や多くのマンガ・アニメファンの若者でにぎわった。

 博覧会は「限りなきマンガとアニメ・素晴らしさを共有」をテーマに、3日間行われた。10~20代の若者がブースを出展し、商品を売ること以上にマンガとアニメを愛する来場者との交流を楽しんでいた。

 会場の長春国際会議場では、博覧会の展示エリアが数万平方メートルに及び、人気作品やオリジナルのマンガ・アニメの関連グッズが一堂に並んでいた。中国や日本の作品の人気キャラクターに扮(ふん)したコスプレイヤーが集まり、来場者にせがまれて写真を撮ったり、互いに交流を深めたりしていた。

 ブースを出展した18歳の女性、栾淼(Luan Miao)さんは「商品を買ってくれるのは、私と同じように2000年以降生まれの学生がほとんど。新しい友達もたくさんできました。マンガ・アニメ文化をもっと多くの人に知ってもらいたい」と笑顔で話した。

 13歳のコスプレイヤーの趙蔓綺(Zhao Manqi)さんは「博覧会に参加できてとても幸せ。私は漫画展やコスプレショーによく行っています。この文化がもっと広がってほしいと思います」と話す。

 1990代後半の生まれで「先輩格」コスプレイヤーの金東林(Jin Donglin)さんは金髪に大きな翼、剣を持ち、会場で注目を集めた。金さんは「2000年代生まれと2010年代生まれのコスプレ愛好家がどんどん増えている。コスプレの小道具や衣装、化粧の仕方など、知識や経験をできるだけ教えていきたい」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News