【7月2日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は1日、女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)は6-4、6-3でアナ・ブリンコワ(Anna Blinkova、ロシア)を下し、3回戦に進出した。

 バーティはここまで順当に勝ち進み、母国の元名選手であるイボンヌ・グーラゴング・コーリー(Evonne Goolagong Cawley)氏のウィンブルドン女子シングルス初制覇から50周年を迎える今大会での優勝に可能性を残している。

 しかしながら、この日は完璧なパフォーマンスとは程遠い内容で「相手にかなり厳しく押し込まれた」と振り返り、「形勢が一変するようなポイントがいくつかあった」と語った。

 ウィンブルドンでは2011年にジュニア女子シングルスを制して以来のタイトル獲得を目指しているバーティは、3回戦でカテリーナ・シニアコバ(Katerina Siniakova、チェコ)を迎え撃つことになった。

 さらに4回戦の相手は、今年の全仏オープン(French Open 2021)女王で2回戦ではドイツのベテラン選手、アンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic)を7-5、6-4で一蹴した第14シードのバルボラ・クレイチコバ(Barbora Krejcikova、チェコ)になるとみられ、次の2戦も下位シード選手との対戦が続く。

 一方、同日の2回戦では、2019年大会のセミファイナリストで第3シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)が3-6、4-6でマグダ・リネッテ(Magda Linette、ポーランド)に敗北。試合後には「きょうは精神面があまり良い状態ではなかった」と肩を落とした。

 また、今年の全仏で4強入りを果たした第15シードのマリア・サッカリ(Maria Sakkari、ギリシャ)も、シェルビー・ロジャース(Shelby Rogers、米国)に5-7、4-6で屈した。(c)AFP