【7月2日 Xinhua News】中国雲南省(Yunnan)シーサンパンナ・ダイ族自治州にある中国科学院シーサンパンナ熱帯植物園の研究員で、林冠生態学研究チームのリーダー、同学院研究生院(大学院)博士課程の指導教官を務める中村彰宏さん(43)は、主に自然的・人為的な管理下に置かれた生息地の生物多様性について研究している。

 中村さんによると、林冠は地球上で最も生物の種類が豊富な場所の一つで、地球の「8番目の大陸」と呼ばれている。一部の生き物は木の上にしか生息していないため、木に登る必要がある。異なる標高帯に分布する昆虫は「気候変動による影響」を研究するための重要な指標種であることから、「木登り」は日々の研究活動に欠かせない行為となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News