【7月4日 CGTN Japanese】世界初のスマート空中軌道集疏運システムが先月29日、山東省(Shandong)の青島港で完成し、運用が始まりました。同システムはコンテナの空中輸送を実現し、従来のコンテナ輸送モデルと比べ、1個当たりのエネルギー消費量を50%以上削減できるとのことです。

 同システムは軌道、高速列車、運行制御、給電通信、転送、情報調整の6大システムからなり、海鉄連絡輸送(輸出入貨物を鉄道で沿海の港に輸送し、直接船舶で運び出す)、船船中継(船から船への中継)、税関検査、集疏輸送、輸出返送(輸出貨物の返送)、輸出交換(輸出貨物を積む船の変更)、越境EC、港駅現地通関(港、駅での通関)の8種類の港湾業務形態に正確に対応し、コンテナ輸送を担う港、船舶、鉄道駅、空港間にスムーズな物流ルートを提供し、港湾輸送分野の大きな業界的難題の解消に成功したとのことです。

 集疏運システム:集疏運システムは水路輸送、鉄道輸送、道路輸送、航空輸送の多種多様な輸送方式を連結するプラットフォームと紐帯であり、一体化輸送を行う鍵である。(c)CGTN Japanese/AFPBB News