【7月1日 AFP】イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)は30日、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)の前指揮官であるヌーノ・エスピリト・サント(Nuno Espirito Santo)氏を新監督に任命したと発表した。

 ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏を解任した4月から正指揮官不在となっていたトッテナムは、ライアン・メイソン(Ryan Mason)暫定監督が昨季の残りの試合でチームを率いていた。

 かつてチームを指揮したマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)氏やアントニオ・コンテ(Antonio Conte)氏、パウロ・フォンセカ(Paulo Fonseca)氏、ジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)氏が新監督候補に挙がるなど、長きにわたって正指揮官を探していたトッテナムだが、47歳のヌーノ氏と2年契約を結んだ。

 今夏、主要国際大会に参加していない選手がトレーニング施設に戻ってくる今月5日から、ヌーノ氏は新シーズンに向けたプレシーズンの練習を始める予定となっている。

 クラブの公式サイトに掲載された発表文の中で、ヌーノ氏は「クオリティーと才能を兼ね備えたチームを指揮するときは、ファンを誇らしい気分にさせ、楽しませたくなる」と述べた。

「(ここにいられて)大変うれしいし、光栄。喜びの気持ちがあり、幸せだ。仕事が始まるのを楽しみにしている」

「無駄にできる日は一切ない。プレシーズンが数日のうちに始まるのだから、すぐに仕事に取り組まねばならない」

 ヌーノ氏は2018年にウォルバーハンプトンをチャンピオンシップリーグ(2部)からプレミアリーグに昇格させると、チームを2シーズン連続で7位に導いたが、昨季は13位だった。(c)AFP/John WEAVER