プーチン氏、接種義務化には反対 自身は国産ワクチンを接種
このニュースをシェア
【6月30日 AFP】ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領(68)は30日、国民と電話で対話する毎年恒例のテレビ番組に出演し、新型コロナウイルスのワクチン接種義務化には反対する姿勢を示した。ロシアでは感染者が急増する一方、ワクチン接種は進んでいない。
政府の統計によると、30日に報告された過去24時間の新型コロナによる死者は669人で、2日連続で過去最多を更新。感染力が強い変異株「デルタ株」が急拡大しており、政府は対応を迫られている。
しかしプーチン大統領は、「私はワクチン義務化は支持しない」と語った。
また大統領は、自身はロシアで最初に承認された国産ワクチン「スプートニクV(Sputnik V)」の接種を受けたと公表した。
世論調査によると、国民の大多数がワクチン接種を望んでいない。プーチン氏は国内で広まっている懐疑論に触れ、「大した知識もないのにうわさを広める人々」ではなく「専門家」の意見に耳を傾けるよう呼び掛けた。(c)AFP