【6月30日 CGTN Japanese】中国の王毅(Wang Yi)国務委員兼外交部長は29日、ビデオ形式で行われた主要20カ国・地域(G20)外相会合に北京市内で参加し、「中国は現在までに、100近くの国に4億5000万回分を上回るワクチンを提供してきた」と述べた上で、能力ある国はワクチンの輸出制限や過剰なため込みを避け、免疫格差の解消にしかるべき貢献をするよう呼びかけました。

 王国務委員はまた、「新型コロナウイルス感染症の状況は今も依然として深刻であり、経済回復における格差も著しい。G20はパートナーシップを発揚し、感染症への対応における協力や多国間主義の堅持などで努力すべきだ」と表明しました。会議出席者は、G20は国際経済協力の主要なプラットフォームとしての役割を引き続き果たし、感染症の影響を軽減し、コロナ後の世界経済の回復と成長を促進することでリーダーシップを発揮すべきとの認識を示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News