【7月1日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)寧波市(Ningbo)で6月29日、象山長大涂干潟太陽光発電プロジェクトが電力系統に連系し、発電を開始した。同プロジェクトは、象山県の高塘(こうとう)島の西海岸に広がる干潟にある。サッカー場422面分に相当する4500ムー(約300ヘクタール)余りの干潟に、単結晶シリコン太陽電池モジュール63万7千枚が敷き詰められている。

 干潟における漁業・太陽光発電相互補完型プロジェクト(水上に発電パネルを設置し水中で養殖を行う)では国内最大規模となり、総設備容量は30万キロワット。年間平均発電量3億4千万キロワット時を見込む。火力発電の平均石炭消費(標準炭換算)で試算すると、年間で石炭消費10万トン、二酸化炭素(CO2)排出量27万トンをそれぞれ削減でき、同省の二酸化炭素排出量ピークアウトと炭素中立(カーボンニュートラル)の達成を後押しする。

 同省では現在、太陽光発電が火力発電に次ぐ2番目の電力源となっており、省内消費電力の7分の1以上を太陽光発電で賄っている。(c)Xinhua News/AFPBB News