【6月30日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2021)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、セバスチャン・コルダ(Sebastian Korda、米国)が大会第15シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を6-3、6-4、6-7(5-7)、7-6(7-5)で下し、2回戦に進出した。

 世界ランキング50位につける20歳のコルダは2日前、プロゴルファーの姉ネリー(Nelly Korda、米国)が全米女子プロゴルフ選手権(KPMG Women's PGA Championship 2021)でメジャー初制覇を果たし、世界1位に浮上したばかりだった。 

 姉の偉業は、1998年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)王者でもある父ペトル(Petr Korda)氏と一緒にホテルで見たというコルダは、「本当にクレイジーな数日間だ」と話し、「(ネリーの優勝は)信じられなかった。まだ22歳なのにあんなことを成し遂げている。刺激になる」と続けた。

 5月のエミリアロマーニャ・オープン(Emilia-Romagna Open 2021)でツアー初優勝を飾り、前哨戦のノベンティ・オープン(NOVENTI OPEN 2021)でもベスト8入りしてウィンブルドンに臨んでいるコルダだが、父ペトル氏のウィンブルドン最高成績ベスト8を超えるには、まだ道のりがある。

 世界ランキング15位のデミノーからウィンブルドンのデビュー戦で白星を収めたコルダは、中国の張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン)を下した予選勝者のアントワーヌ・オアン(Antoine Hoang、フランス)と2回戦で対戦する。(c)AFP