【6月30日 AFP】五輪で2大会連続の金メダルを獲得しているフィギュアスケート男子の羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が、新シーズンは2季ぶりにグランプリ(GP)シリーズに復帰し、第4戦のNHK杯(NHK Trophy 2021)など2大会に出場することが発表された。

 ぜんそくのある羽生は、新型コロナウイルスに感染した場合の重症化のリスクを考え、昨シーズンはGPシリーズ参戦を見送っていた。

 しかし国際スケート連盟(ISU)は29日、北京冬季五輪で3大会連続優勝のかかる新シーズン、羽生が11月に行われるNHK杯と第6戦のロシア杯(Rostelecom Cup 2021)にエントリーしたことを発表した。

 羽生は昨年末の全日本選手権で復帰して優勝したが、3月のフィギュアスケート世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2021)は3位だった。

 世界フィギュアで優勝したネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)は、10月に開催される第1戦のスケート・アメリカ(Skate America 2021)でGPシーズンをスタートする。(c)AFP