【6月30日 Xinhua News】中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ、Huawei)が分離・売却したスマートフォンブランド「HONOR(オナー)」はこのほど、新機種「HONOR 50」を発表した。分離後初のフラッグシップ機種で、チップは米クアルコムのスナップドラゴンを搭載する。ブランドを運営するオナーの趙明(Zhao Ming)最高経営責任者(CEO)は、オナーにとって今後はハイエンドスマホ市場が主戦場となり、アップル(Apple)が主要ライバルになると語った。

 趙氏によると、中国市場でのシェアは一時、16・7%と2位に浮上したが、その後3%にまで下落。今年5月末には9・5%まで回復した。「HONOR 50」は全世界に向けた機種で、40以上の国や地域で発売される。

 HONORは2013年、ファーウェイのサブブランドとして創設され、一時は年間出荷台数が7千万台に達した。ファーウェイは20年11月17日に同ブランドを完全売却している。(c)Xinhua News/AFPBB News