【6月29日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間29日午後7時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は393万2561人に増加した。

【インタラクティブ図解】新型コロナウイルス、1日ごとの新規死者・感染者数

 これまでに世界で少なくとも1億8135万7670人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、他の統計機関が行った集計見直しに伴う死者数の大幅な増加分は含まれていない。世界保健機関(WHO)の推計によると、新型コロナウイルス感染症により直接または間接的に生じた超過死亡を含めると、死者数の総計は公式統計の2~3倍に上る可能性がある。

 多くの国では検査体制が強化されたが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっている。

 28日には世界全体で新たに6478人の死亡と33万7088人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの907人。次いでロシア(652人)、コロンビア(648人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに60万4115人が死亡、3364万573人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は51万4092人、感染者数は1844万8402人。以降はインド(死者39万7637人、感染者3031万6897人)、メキシコ(死者23万2608人、感染者250万7453人)、ペルー(死者19万2163人、感染者204万9567人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの583人。次いでハンガリー(310人)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(294人)、チェコ(283人)、北マケドニア(263人)となっている。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が126万8034人(感染3721万856人)、欧州が116万6893人(感染5438万5497人)、米国・カナダが63万346人(感染3505万4306人)、アジアが57万4656人(感染3995万6213人)、中東が14万9874人(感染925万6470人)、アフリカが14万1632人(感染544万458人)、オセアニアが1126人(感染5万3873人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP