【6月30日 AFP】米国と台湾は30日、5年ぶりに貿易協議を再開した。中国が反発する中、米国は台湾との関係強化を図っている。

 米台が再開したのは、「貿易投資枠組み協定(TIFA)」に基づく協議。米国通商代表部(USTR)は30日の協議について、「米台間の長期的な貿易・投資関係の強化が主要な議題であった」との声明を出した。

 当時のバラク・オバマ(Barack Obama)政権は同協定を通じて、米台の通商関係強化策を模索していた。

 2016年の協議を最後に、その後大統領に就任したドナルド・トランプ(Donald Trump)氏が、中国との大規模な協定締結を目指して方向転換。しかし米中関係は、トランプ氏の在任中に著しく悪化した。

 ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は、台湾との関係改善に意欲を示している。(c)AFP