【6月29日 Xinhua News】中国南西部の白鶴灘水力発電所で28日、最初の発電ユニットが正式に稼働を開始した。

 同発電所は雲南省(Yunnan)昭通市(Zhaotong)巧家県(Qiaojia)と四川省(Sichuan)涼山イ族自治州寧南県(Ningnan)の境を流れる金沙江に位置し、現在建設中の水力発電所の中で世界最大規模、技術的難易度も最高レベルとなっている。総設備容量は1600万キロワット。中国が独自に開発・製造した100万キロワット級の水力発電ユニット16基が設置され、単一設備容量でも世界最大となっている。

 白鶴灘水力発電所は中国の重要プロジェクトで西部の電力を東部に送る「西電東送」プロジェクトの一翼を担っており、2022年7月に全面稼働を予定している。(c)Xinhua News/AFPBB News