【6月29日 Xinhua News】中国天津市(Tianjin)でこのほど開かれたヘリコプター設計コンテストで、中国のヘリコプター総設計機関、中国航空工業ヘリコプター設計研究所の専門家が、今後は高速ヘリをはじめとする次世代技術の発展に照準を合わせ、従来のテールローター(後部回転翼)を持つシングルローター型から新たな機体形状を持つヘリへの飛躍を目指すと説明した。

 ヘリ設計はここ数年、人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)、第5世代移動通信システム(5G)、新エネルギー、新素材など多くの技術の飛躍的発展と融合を受け、新たな変革を迎えている。

 同研究所の鄧景輝(Deng Jinghui)総設計師は、中国が今後、高速ヘリに代表される新機体構造の技術を見据え、状況認識や人と機械の相互作用、自動飛行をはじめとするスマート技術の応用を拡大していくとした。(c)Xinhua News/AFPBB News