長江上流で新たな水力発電所が稼働 中国
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【6月28日 CGTN Japanese】長江上流の金沙江に位置する白鶴灘水力発電所で現地時間28日午前6時55分ごろ(日本時間7時55分ごろ)、第一陣の発電ユニットが72時間連続の負荷運転を終え、正式に稼働を開始することとなりました。
白鶴灘水力発電所は金沙江下流の四川省(Sichuan)寧南県(Ningnan)と雲南省(Yunnan)巧家県(Qiaojia)にまたがり、中国の「西電東送」(西部の電力を東部に輸送)における重要なプロジェクトです。
白鶴灘水力発電所の総出力は1600万キロワットで、三峡ダム(Three Gorges Dam)に次ぐ世界第2位となっています。発電ユニット1基の出力は100万キロワットで、世界トップです。2022年7月には16基の発電ユニットの全体稼働が実現する見込みで、その場合、1日の発電量は50万人の年間生活用電力を満たすことができます。
同発電所のダムの高さは289メートルで、100階建てのビルの高さに相当し、世界第3位となっています。また、ダムの貯水容量は206億2700万立方メートルです(日本の琵琶湖の貯水量は275億立方メートル)。 (c)CGTN Japanese/AFPBB News