【6月29日 Xinhua News】中国のゲーム市場調査会社、伽馬数据(CNG)はこのほど、上海市で「2020~21上海ゲーム出版産業リポート」と「2021上海eスポーツ産業発展評価リポート」を発表した。

 リポートが示すデータによると、上海のオンラインゲーム企業は昨年、国内外で好調な業績を上げ、売上高が1200億元(1元=約17円)を超えた。eスポーツ市場規模も20年に201億8千万元と急成長を維持した。リポートは、上海のeスポーツ市場規模が21年に228億1千万元となり、全国のeスポーツ大会事業売上高に占める割合が50・7%に拡大すると予測している。

 上海のゲーム産業が好調な理由については、①ユーザーの在宅時間の増加、娯楽のオンライン化による市場規模の拡大②ゲームの質的向上、地元ゲーム開発会社のここ数年の優れた作品リリースによる消費意欲の高まり③新作発表に合わせた既存タイトルのメンテナンスによるスティッキネス(ユーザーをサービスにとどまらせる粘着度)の維持と売り上げ増-を挙げた。(c)Xinhua News/AFPBB News